教養試験・専門試験はどんな試験?国家一般職の問題の形式と出題の分野
教養試験は、文章の読み取りや条件の整理、計算、表・グラフの読み取りなどを問う試験です。専門試験は、大学で学ぶ法律・経済・政治などの専門的な知識を問う試験です。国家一般職(大卒程度)の試験を例に説明します。
まず、結論
結局、どちらを勉強すればいい?
受ける試験に専門試験があるかで決まります。 専門試験のない試験だけを受けるなら、教養試験と論文・面接の対策で受けられます。 くわしくは専門まで勉強する?教養のみ?で説明しています。
教養試験で、問題の多い分野は?
国家一般職では、30題のうち24題が知能分野(文章理解・判断推理・数的推理・資料解釈)です。
実際の問題は見られる?
人事院が、国家一般職の過去の試験問題を試験問題例のページで公開しています。
教養試験(基礎能力試験)
国家一般職では、教養試験を「基礎能力試験」と呼びます。 30題を1時間50分で解きます。 すべて、5つの選択肢から1つを選ぶ形式です。 30題のうち24題が知能分野、6題が知識分野です。
知能分野(24題)
文章理解(10題)は、日本語と英語の文章を読み、内容に合うものを選んだり、文を正しい順に並べ替えたり、空欄に当てはまる語句を選んだりする問題です。 判断推理(7題)は、与えられた条件から確実にいえることを選ぶ問題です。順位・配置・日程などの条件を整理したり、立体の見え方を考えたりします。 数的推理(4題)は、数学の文章題です。濃度・図形の面積・組合せの数などが出ます。 資料解釈(3題)は、表やグラフの数値を読み取り、確実にいえることを選ぶ問題です。
知識分野(6題)
自然・人文・社会に関する時事と、情報から出題されます。 例えば2026年度は、科学・芸術・国際情勢・社会の近年の動きを問う問題と、作業の工程を図で表す問題(情報)が出ました。
専門試験(行政区分)
16科目(各5題)の80題から、8科目を選んで40題を解きます。 解答時間は3時間です。 8科目を選ぶので、16科目すべてを勉強する必要はありません。 16科目は次のとおりです。 政治学 行政学 憲法 行政法 民法(総則及び物権) 民法(債権、親族及び相続) ミクロ経済学 マクロ経済学 財政学・経済事情 経営学 国際関係 社会学 心理学 教育学 英語(基礎) 英語(一般)
配点の比率(行政区分)
専門試験の配点は、基礎能力試験の2倍です。 基礎能力試験は、9分の2です。 専門試験は、9分の4です。 一般論文試験は、9分の1です。 人物試験(面接)は、9分の2です。
教養区分の課題対応能力試験
2025年度に加わった教養区分には、専門試験がなく、代わりに課題対応能力試験があります。 120題を15分で解く試験です。 置換・照合・計算・分類などの問題を、番号順にできるだけ多く解きます。 配点の比率は、基礎能力試験が9分の4、課題対応能力試験が9分の1、一般教養論文試験が9分の2、人物試験が9分の2です。
地方上級・市役所の試験
問題数・時間・科目は、自治体と試験の区分ごとに決まります。 受ける自治体の募集要項で確認してください。
コースを比較する
教養と専門の両方を学ぶコースは、大学生向けの併願コースの比較で比較しています。 教養試験だけの試験向けのコースは、教養のみ・SPI(市役所)向けのコースの比較で比較しています。
くわしくは、人事院の一般職試験(大卒程度試験)のページの受験案内で確認できます。
